出生に隠された秘密『ターザン』の概要とあらすじを分かりやすく解説!

「リトル・マーメイド」、「美女と野獣」、「アラジン」などたくさんの大作が誕生したディズニー・ルネサンス期最後の作品が『ターザン』になります。これ以降の作品はCGの本格的な導入など新しい手法の確立が思うようにいかず、一時期はディズニー長編アニメーションを製作してきた「ウォルト・ディズニー・カンパニー」がなくなってしまう瀬戸際まで追い込まれます。そんなディズニーにとって分岐点となる本作の概要とあらすじを解説していきます。

ターザンの概要

ターザンは1999年にディズニー長編アニメーション第37作目として公開されました。エドガー・ライス・バローズの膨大な話数を誇るターザン・シリーズの中の第1巻にあたる部分を原作としていて、この原作自体がジャングル・ブックを参考としているため、ディズニーのターザンもジャングル・ブックに似た構成となっています。(たまにターザンとジャングル・ブックの区別がついていない人がいるくらい似てますね。かくいう私も昔は区別がついていなかったです(笑))

また、ヘラクレスと同様にジャニーズを起用していて、V6の坂本昌之さんが主題歌である「You’ll be in My Heart」の日本語吹き替え版を担当されています。坂本さんは今ではミュージカルでご活躍されているので、話題性だけでなく実力を兼ね揃えての抜擢と言えそうです。

ターザンのあらすじ

ある日、海で難破した親子がジャングルに流れ着きました。その親子は木の上に家を建造し、ジャングルでの生活を始めたのですが、両親は豹のサボーに襲われてしまいました。そこに残された幼い子を子どもを同様にサボーに襲われてしまった雌ゴリラのカーラが育て始めました。この幼い子が後のターザンとなります。

ターザンは、ジャングルの中で様々な動物たちと触れ合い、逞しく成長し、ターザンにとってもゴリラたちにとっても仇であるサボーをついに倒すまでの存在となりました。そんなターザンたちの活動範囲にある日ゴリラの研究を目的に人間たちがキャンプを貼り始めました。その中には、ジェーン・ポーターなど本当に研究を目的とした良識ある人間もいましたが、クレイトンという人知れずゴリラを密猟しようとする人間も混ざっていました。

これまで種族の違いによる苦しみを少なからず経験してきたターザンは、この時、初めて自分と同じ種族と思われる生物に遭遇しました。そして、ひょんな事件から、ターザンとこのキャンプのメンバーは交流を深めていきます。しかし、ターザンがゴリラたちと暮らしているということを知ったクレイトンはターザンが恋をしたジェーンを餌にゴリラたちの住処に案内させようとターザンを唆しました。一旦は、ゴリラたちへの案内を断ったターザンですが、初めての恋をしたジェーンのため、ゴリラたちの住処へジェーンたちを案内することに合意しました。

しかし、この動向をゴリラのボスでありカーラの夫であるカーチャックが察知し、激昂したことによりターザンはゴリラの群れから追われ、ジェーンたちもゴリラの研究を断念せざるを得ない状況に追い込まれてしました。そのため、ジェーンたちはイギリスへの帰国を決断し、ターザンも一緒にくるよう提案しました。この提案に心揺れたターザンは、育ての親であるカーラに密かに相談を持ちかけるのでした。そして、人間の世界に戻った方が良いと判断したカーラはターザンに両親の写真を見せ、出生の秘密を明かすのでした。その事実を知り、ゴリラたちとも仲違いしてしまったターザンはカーラにこれまでのお礼と別れの言葉を告げ、ジェーンたちの元へ向かったのでした。

ターザンがイギリスへの船に乗船したその時、クレイトンの策略でジェーンとターザンたちは牢屋に閉じ込められ、クレイトンは悠々とゴリラの住処へ向かっていくのでした。一度、ターザンが教えた道を覚えていたクレインとは難なくゴリラの住処に到着し、次々にゴリラたちを襲いました。

この状況にいち早く気づいたターザンの親友でありゴリラのタークと像のタントーは、ターザンを牢屋から脱出させることに成功します。そして、すぐにゴリラの住処に向かい、クレイトン率いる密猟者たちを次々に倒し、カーラを救出したのですが、ターザンはその隙をクレイトンに狙い撃ちされてしまいました。その時、一度は仲違いをし、ターザンを最後まで仲間と認めていなかったカーチャックがターザンをかばい、致命傷を追ってしまいました。それに激怒したターザンはクレイトンを退け、息も絶え絶えのカーチャックの元に向かうと、カーチャックはターザンを息子と認め、ボスとして群れを率いて欲しいと言葉を残し、息を引き取りました。

こうしてゴリラの群れのボスとなったターザンは、イギリスに帰るジェーンに別れを告げました。しかし、ターザンと別れることを実感したジェーンがゴリラ研究の教授である
父にターザンと共にジャングルに残りたいと本心を伝えるのでした。すると、教授としても、ちょうどゴリラの研究を続けたかったからと一緒に残ることを決断し、ポーター親子はジャングルで行方不明と伝えてくれと伝言を残し船に出航するように依頼し、こうしてターザンとジェーンたちのジャングルでの新たな生活が始まりを迎えたのでした。

ターザンの出生の秘密

実はターザンは「アナと雪の女王」のエルサとアナの弟という話を「アナと雪の女王」の監督である「クリス・バック」と「ジェファニー・リー」が公言しています。実際はターザンは原作があるので、弟の訳はないのですが、この両監督はそういうストーリーの繋がりをイメージしながらアナ雪の製作に取り組んだそうなので、公式ではないですが、事実であると言えそうです。ただ、あくまでもイメージなので、ターザンの両親の写真とアナ雪の両親を比べてもどう見ても別人です。最近のディズニーは原作や原案がなくオリジナルストーリーであることが多いので、こういう原作・原案に縛られない世界観の広がりが楽しみの一つとなってきましたね。

あとがき

私は地味にターザンが好きで、好きな理由は、ディズニー・ルネサンス期の特徴であるジャングル・ブックとは違ったコミカルで可愛い動物のキャラクターたち、特に、普段は可愛いとは思えないゴリラが可愛いと思えてしまう魔法がかかっているところでしょうか。また、ディズニープリンセスではないですが、なんでかよく分かりませんがジェーンが好きです。多分、純粋さと知性を兼ね揃えていて品があり、それでいてジャングルでも適用できるたくましさがあるからだと思います。ポカホンタスとかムーランたちよりプリンセスっぽいのですが、なぜジェーンはプリンセスに選ばれなかったのでしょうか。 ターザンが実は王族だとすると実際プリンセスなのですが。今かでもディズニープリンセスに昇格させてあげられないでしょうか(笑)

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