ウォルト最後のプリンセス作品「眠れる森の美女」

ディズニー長編アニメーション16作目で1959年に公開された「眠れる森の美女(Sleeping Beauty)」。お気付きの方もいるかもしれませんが、このブログのURLの「Once Upon a Dream」はこの眠れる森の美女の中の曲の題名となっており、私の大好きな曲です。

眠れる森の美女の概要

眠れる森の美女の原作はシャルル・ペロー作の「眠れる森の美女」で「シンデレラ」と同じ作者です。ただ、眠れる森の美女はヨーロッパの古い民話なので、グリム兄弟のグリム童話版でも「茨姫(いばらひめ)」という題名で類似の作品が執筆されていたり、バレエの演目でも類似の演目が存在します。

そのたくさん類似作品があり、それぞれ話や設定が少し異なるのですが、ペロー作の原作とディズニー版の異なる点を比べてみると大きな違いが2点あります。

登場する妖精が3人ではない

原作では妖精(仙女)が8人いて、それぞれ「美」や「徳」などを司る妖精で、王様の子どもが生まれた時に自分の司る特性を福音として子どもに授けるのがしきたりとなっているようです。ディズニー版では妖精は3人でこの点が異なります。また妖精が授けるのも「美しさ」や「歌の才能」など具体的なものとなっております。ただ、フィリップ王子に妖精たちが授けた剣と盾はそれぞれ「真実の剣」「美徳の盾」という名前がついていて、これは原作の要素を少し引き継いでいるものと思われます。

オーロラ姫の目覚め方が異なる

この違いが一番衝撃的なのですが、ディズニー版ではフィリップ王子が茨の城に乗り込み、マレフィセントを倒し、オーロラ姫にキスをして目を覚ますという素敵なストーリーなのですが、原作では全く異なる目覚め方をします。

原作では、100年眠ったオーロラ姫が勝手に目を覚ましています。。。グリム童話すら100年眠った後、勝手に呪いが解けているところまでは一緒ですが、(ただの眠りから)目を覚まさせたのはあくまで王子のキスでした。それなのに、ペロー作の目覚め方はちょっと夢がないですね(笑)

ウォルト最後のプリンセス作品!?

眠れる森の美女が公開されたのが1959年でウォルト・ディズニーが肺がんで亡くなったのが1966年。ウォルト・ディズニー・プロダクションは毎年1作くらいのペースで作品を公開しているので、その間にプリンセス作品がありそうなものですが、次のプリンセス作品は1989年公開の「リトル・マーメイド」なので、「眠れる森の美女」がウォルトにとっての最後のプリンセス作品となったのです。ただ、前作「わんわん物語」と同様この眠れる森の美女の製作時期はデョズニーランドの設計等で多忙で、ウォルト・ディズニーはほとんど製作に関われませんでした。ウォルトは肺がんで亡くなったということで、自分の死期を悟って、ディズニーランド建設に奔走したのかもしれませんね。

眠れる森の美女の城のモデル

シンデレラ城は、日本人には馴染みがあり、モデルがドイツにある「ノイシュヴァンシュタイン城」ということも結構な人が知っていると思うのですが、眠れる森の美女のお城のモデルはご存知でしょうか。眠れる森の美女のお城のモデルはフランスにある「ユッセ城」です。このお城は原作者のペローが執筆する際の作業場でもあったようです。ディズニーパークには、アナハイムのディズニーランド、パリのディズニーランド、香港のディズニーランドに眠れる森の美女の城があります。気軽にいけるのは香港のディズニーランドですが、私は全て回ってみるのが夢です。香港のディズニーランドは行ってみようと思ったのですが、バスに乗車した時に目の前で事故があり、バスが全く動かなくなってしまい帰国に間に合わなくなってしまうので、泣く泣く断念しました。

まとめ

ウォルト・ディズニー最後のプリンセス作品となった「眠れる森の美女」。今回は原作に焦点を当ててみましたが、眠れる森の美女は様々なパターンの作品が存在していたり、実写版で「マレフィセント」も公開されていて、それぞれのストーリーや設定の違いを探しながら見るのもとても楽しいと思うので、ぜひみなさんも色んな作品を鑑賞してみてください。

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