ピーターパン誕生の秘密 ピーターパンは元々人間だった!?

みなさんは「ピーターパン」が年を取らないって知っていましたか? それでは、なぜ年を取らないか知ってしますか? そもそも、ピーターパンは人間なのでしょうか? 今回はその謎の真相に迫っていきます。

ピーターパンの概要

ピーターパンはディズニー長編アニメーションの第14作目にあたり、1953年に公開されました。原作は1904年に誕生したイギリスの「ジェームス・マシュー・バリー」作の演劇である「ピーター・パン 大人になりたがらない少年」です。バリーは後にこの演劇を「ピーター・パンとウェンディ」という題名で小説化もしていますが、ディズニーが原作としたのは演劇版です。この演劇はウォルトと兄のロイ・ディズニーたちは小さい頃から知っており、小さい頃の演劇でウォルト自身がピーターパンを演じたそうです。この頃から凝り性だったのでしょうか、その演劇で兄ロイに手伝だってもらいウォルト飛んだらしいです(笑)

ここで注意して欲しいのは、原作ですら演劇版と小説版が存在し、しかも、バリーは「ピーターパン」というまた設定が異なる小説も執筆しています。また、演劇、小説、映画など合わせるとかなりの数の作品が存在していて、その設定も作品により大きく変わります。例えば、ピーターパンが年を取らない理由やネバーランドに子供がいない理由などが作品によって異なります。そのため、ピーターパンの設定は作品毎にしっかりと理解しておかないとごちゃごちゃになってしまいます。

原作ピーターパンの設定

◯ピーターパンは人間だった?

原作では、ピーターパンは元々人間で生後7日でネバーランドにやってきました。どうやってやってきたかには諸説あり、親に捨てられた、親に嫌になって逃げてきた、事故で迷子になってしまったというものがあります。ネバーランドにやってきてからは生後7日で自分で何もできず泣いていたところをティンカーベルが見つけて、世話をしてくれたようです。

◯ネバーランドに行っても年は取る

ピーターパンが生後7日でネバーランドに来て、ストーリーでは12歳になっていることからも分かるのですが、ピーターパンも年を取っています。これはネバーランドから出て成長した訳ではありません。なぜならば、ロストボーイ(ネバーランドにいる子供の総称)たちも年を取る描写があるのとそもそもネバーランドに行ったから年を取らないという話は原作でもディズニー版でもどこでもされていないのです。ネバーランドにいる子達が年を取らないからそう思う人が多いだけで実は違いのです。実際、ディズニーランドで開発中ピーターパンのエリアの説明も「年を取らない子たちが住むネバーランド」と記載されていて、ネバーランドにいるから年を取らないとは一言も書いていないのです。新エリアについての記事を引用させていただいたので、みなさんも新エリアの情報を楽しむがてら、ピーターパンのエリアの記載部分を確認してみてください。

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1806/14/news112.html

◯では、なぜ年を取らないのか?

その答えは原作などを確認してみたのですが見当たりませんでした。ただ、色々な情報を集めていくと年を取らない理由にある共通点があることがわかりました。それは「年を取りたくないという意思」が強いと成長が止まるということです。さきほどピーターパンが生後7日でネバーランドに行ったと記載しましたが、生後7日なだけあって、歩くことすらできず、ロストボーイたちにもバカにされ、嫌な思いをしたそうです。そのため、ピーターパンは大きくなりたいと願ったはずです。その結果、大人でなく、ロストボーイたちにもバカにされない12歳という年まで成長し、そこでこれ以上大人になりたくないという意思を持ち、成長が止まったものだと思います。原作ではロストボーイがゆっくりではあるが年を取るという記載があるのですが、それはピーターパンに比べて大人になりたくないという意思が弱かったからだと思われます。ピーターパンは大人になりたくないというより大人が大嫌いという設定のため、他の子達より大人になりたくないという意思が強いのです。大人が嫌いではありますが、お母さんが欲しくなってしまった結果ピーターパンはウェンディをネバーランドに連れて行ってしまったのです。

原作・ディズニー版とはまた違ったピーターパン

ディズニーの作品ではありませんが、最近、ピーターパンが「PAN」という題名で実写化されましたが、この物語は原作・ディズニー版とはまた違った設定となっており。12歳頃の少年がフック船長に誘拐されてネバーランドに連れてこられた結果、ネバーランドでピーターパンとして生きていくことになるという設定のようです。

このようにたくさんの設定があることについて、私は原作がうまいことやったなと思っています。最近は設定が緻密に考えられているかが求められ、漫画でもなんでも設定がカッチリしていて矛盾なく世界観が構成されていることが多い気がします。ただ、演劇、アニメーション、漫画などはどこまでいっても空想・イマジネーションの世界なので、そのイマジネーションを相手に委ねてしまう最近の傾向より、原作のピーターパンのように読み手が自分でイマジネーションを広げていける最低限の設定で物語を作る方が良いのではないかなと思っています。

まとめ

ピーターパンがネバーランドに来た理由や大人にならない理由には諸説あり、作品によっても様々な設定となっていました。このように一つの作品が造り手のイマジネーションで多様な形で表現されるのはとても素敵なことですね。今回あげた作品以外にもたくさんピーターパンの作品があり、またピーターパンには続編もあるので、みなさんもぜひ色々なピーターパンを鑑賞してみてください。

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