実写版を見る前に『ムーラン』の概要からあらすじをおさらい!

ディズニー初の極東アジアを舞台とした『ムーラン』。やはり極東を描く初めての作品は「三千年の歴史」を持つと言われる中国でした。本作を持って、北極や南極を除けば、だいたい世界の隅々まで一通り舞台として描かれたことになります。そのため、ムーラン以降の作品は、恐竜の時代、宇宙、電子世界など時代や舞台がかなり多様になり、ストーリーも原作や原案なしのオリジナルストーリーが増えてきます。

ムーランの概要

『ムーラン』は1998年にディズニー長編アニメーション第36作目として公開されました。原案は、古代中国の伝承である「花木蘭」でだいたい5世紀くらいの物語となり、ヘラクレスが紀元前の物語と突き抜けていますが、それ以外の作品となるとアーサー王の伝説をモチーフにした王様の剣が5世紀くらいの時代の作品となるので、このムーランもディズニー作品の中ではかなり古い時代設定の作品となります。なお、ムーランというタイトルは「花木蘭」の「木蘭」を中国語読みした際の発音がそのままタイトルになっています。

ちなみに、ムーランは公式にディズニープリンセスと認められていますが、王族ではないですし、恋仲となるリー・シャンも王族ではありません。それどころか『ムーラン』ではムーランとリー・シャンが恋をしている様子はほとんど描かれていませんが、『ムーラン2』では2人は結婚をしたようです。

ムーランのあらすじ

当時強大な武力を誇ったシャン・ユー率いるフン族がムーランの住む国を攻めてきたため、皇帝が1家族から男子を必ず1人、軍に入隊するよう命令を下すところから始まります。この命令に対して、ムーランの家族、ファ(花)家は足の悪いお父さんしかおらず、そのお父さんを入隊させる訳にはいかないとムーランは男装して軍に入隊します。ムーランはそこでリー・シャン隊長率いるチームに所属することになりますが、最初は女性というハンデもあり、失敗ばかり繰り返し、チームの仲間たちから馬鹿にされてしまいます。しかし、ムーランはそれでも訓練に食らいつき次第に仲間からの信頼を集めるようになりました。そんなある日、シャン隊長率いるチームは偶然フン族と遭遇し、戦いが始まりました。辛くもフン族を撤退させることには成功しましたが、その代償として、ムーランは女性だということがバレてしまい、本来なら処刑のところをシャン隊長がかばってくれたため、軍からの追放のみで処分が済むことになりました。

軍での生活にも慣れてきて、信頼できる仲間もできたところだったので、ムーランは追放に落ち込み、暗い気持ちで日々を過ごしていました。帰郷してから日が経ったある日、ムーランはフン族の残党が都に向かい王宮を攻め落とそうとしているという話を聞きつけます。この話を聞きつけたムーランは急いで都に向かいシャン隊長たちにこの事実を知らせます。しかし、時すでに遅く、王宮はフン族に乗っ取られてしまいました。

ムーランとシャン隊長たちはこの窮地をこれまでの訓練の成果とチームワークで乗り切り、王宮をフン族から奪還するのでした。この功績が認められ、ムーランは皇帝から秘宝を授かり、故郷のお父さんのところに胸を張って帰郷するのでした。

ムーランに関するトリビア

  • 中国版の声優は超大物ハリウッドスター!?
  • 中国版である北京語、広東語、台湾語の3バージョンをハリウッドスターの「ジャッキー・チェン」さんが務めています。北京語と広東語は、日本の標準語と関西弁などと比べ物にならないくらい別言語で発音も大きく異なります。ジャッキーは英語も達者ということで、さすが世界の大スターです。

  • フン族の表現方法にトルコが激怒!?
  • シャン・ユー率いるフン族は歴史上実在しており、ヨーロッパにも脅威を及ぼした強大な一族です。このフン族はモンゴル系の匈奴と呼ばれるグループの一種で、実はトルコ建国の祖先たちもこの匈奴の一種突厥と呼ばれる一族であると言われています。そのため、フン族を一方的に悪と描いた本作に対して、トルコが激怒したようです。確かに、原案が中国を主眼とおいた作品のため、フン族は敵として表現されているとはいえ、見方を変えてフン族側の人から見たら、自国の祖先が一方的に悪として描かれるのは悲しいですよね。

  • ムーランは最初から実は女性だと主張していた!?
  • 花木蘭ことムーランですが、彼女は性別を偽って入隊をした時に、とっさに偽名として「ピン」と名乗りました。実は中国語でピンは「瓶」の意味にもなり、苗字の「花」を加えると「花瓶」という意味になります。この花瓶は中国では、もちろん花を挿す花瓶の意味もありますが、外は美しいが中はそうではない、つまり、外見と中身が異なること、また、女性という意味も持ちます。そのため、ムーランは入隊早々に実は自分のことをバラしてしまっていたんです(笑) 言葉遊びの世界といえどもここまで高度な言葉遊びはあまりお目にかかったことがないです。思いついた人は天才ですね!

あとがき

私がムーランと最初に関わったのは、確か、マクドナルのハッピーセットでムーシューを貰った時だと思います。凄いうろ覚えですが、多分、ハッピーセットとしてムーランのキャラクターたちが貰えた時期があったと思います。そこで、なんだろうこのキャラクターはと思った記憶があります(笑) 前作のヘラクレスくらいから小さい頃の記憶がうっすらあるので、この時期くらいから自分でディズニーの作品を好んで観るようになったんだと思います。みなさんはいつ頃からディズニーに出会ったのか覚えていますか? 過去作から1つ1つ作品を観ていくと結構小さい頃の記憶が蘇ってくるので、いつ頃だったけ?という方はぜひ過去の作品を振り返って鑑賞してみてください。

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