全編作り直し!?『ルイスと未来泥棒』概要とあらすじを解説

ルイスと未来泥棒

ディズニー初の現在と未来の異なる時空を舞台とする『ルイスと未来泥棒』。本作からピクサー買収によってジョン・ラセターが製作に関わるようになりました。ストーリー・アニメーションどちらも期待できる本作の概要とあらすじを解説していきます。

ルイスと未来泥棒 概要

『ルイスと未来泥棒』は、ディズニー長編アニメーション第47作目の作品で、2007年に公開された作品です。この時期にディズニーがピクサーを買収したため、ジョン・ラセターが指揮を執るようになりました。ジョン・ラセターの最初に仕事として行ったのは、本作が元々2006年公開だったのですが、全面作り直しのため、公開を2007年に延期させたことでした。また、本作の続編の企画が進められていたそうなのですが、その企画を中止の判断も行ったようです。いきなり来てこんな強引な指示ができるのかと思われるかもしれませんが、実は、ジョン・ラセターがまだ若い1990年代頃はディズニーのアニメーターとして働いていましたし、この時期には「トイ・ストーリー」、「モンスターインク」や「ファインディング・ニモ」をディズニーの協賛を得て公開し、大成功を収めているので、CG技術を取り入れたばかりでこの時期経営不振に陥っていたディズニーにとっては元々馴染みもあるし、実力は信頼できる人物と評価されていたようです。

原作は、ウィリアム・ジョイスの「ロビンソン一家のゆかいな一日」なのですが、ほとんど原型がありません(笑) 原作を知った上で作品を見れば、ここが原作をモチーフに作られているシーンだなとは分かるのですが、先にルイスと未来泥棒を見てから原作を見た方はどこにこんなシーンがあったのかと思ってしまうかもしれません。

ちなみに、ルイスが未来で訪れる街は「トゥデイランド」という名前で映画を見た方はお気づきになったと思いますが、ディズニーランドの「トゥモローランド」をモデルにデザインされています。そのため、今はもうないスタージェットや開園当初からトゥモローランドのメインアトラクションであるスペースマウンテンが作中で描かれています。

ルイスと未来泥棒 あらすじ

主人公ルイスは幼い頃に親から捨てられ孤児院で暮らすスポーツよりも発明が好きな少年でした。ある時、自分の記憶の中にある母親の記憶を映し出すことができる機械を作ろうと思いつき、学校の発明品発表会で披露しようと開発に着手し始めました。学校の発表会当日、無事発明品を完成させたルイスの前に未来警察と名乗る謎の少年ウィルバーが現れ「君の発明品が狙われている。」と警告を残し、消えてしまいました。突然の出来ことに唖然としますが、なんのことかも分からず、ルイスは発表会で自信満々に発明品を披露するのでした。ところが、さっきまで動いていた発明品が動かず、みんなの前で恥をかいてしまいました。元々発明で失敗は繰り返していたものの自信作での失敗を経験し自信を無くしたルイスは、また現れたウィルバーに修理すればまた動くから、直してまた発表しようと提案されるのですが、やる気もなければ、未来から来た訳も分からない子どもの言うことを聞く気にもなれず、ふてくされてしまいます。するとウィルバーは信用してもらうために、ルイスを未来に連れて行くのでした。

なぜウィルバーが必死になっているかというと、どうやらルイスは将来この発明で大成功し、起業し、ウィルバーの親になるのですが、その成功を横取りして、未来を変えようとする悪い奴がいて、未来を変えられてしまうとウィルバーも消えてしまう可能性があるためでした。

しかし、そんなことを知らないルイスは、壊れていたタイムマシンを直して、ルイスの発明品を壊した張本人を捕まえれば過去に戻って母親に会わせてあげるというウィルバーの話を信じ、タイムマシンを直し、自分のいた時代に戻り、発明品を壊した犯人「山高帽」を捕まえようと奮闘するのでした。

様々な妨害を受けるものの機転を聞かせてとうとう山高帽を懲らしめるのでしたが、山高帽は操られていただけで、真犯人はなんとルイスが未来で発明したAI搭載の帽子で、人間より優れた機能や知能を持つ帽子が人間の言いなりになることに嫌気が指して、その発明者に復習するのが目的だったようです。これまでの流れで未来の高度な技術力を持つ世界を作った立役者が自分自信でウィロバーが自分の息子だと気づいたルイスはようやく自分が発表を諦めた発明品の重要性に気づき、世界に向けてこの発明品を発表するのでした。

あとがき

ジョン・ラセターが加わり、タイムマシーンも登場する壮大なストーリーで鑑賞前からワクワクしていたのですが、期待通りの完成度で、勇気を貰える作品になっていました。過去を振り返らず、前を向いて進んでいこうと明確にメッセージを打ち出すスタイルはディズニー作品の中では珍しいかもしれないです。他の作品は、逆に「そんなメッセージが隠されていたのか!?」という作品もあったりするので、たまにはこういう作品もいいかもしれないですね(笑)

ちなみに、ジョン・ラセターがアニメーター時代に初めて携わった作品「きつねと猟犬」についても以前記事を書いたことがあるので、ご興味ある方はぜひ見てもらえると嬉しいです。

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