バンビ誕生の裏側。リアルとイマジネーションのバランス。

今日はバンビをテーマにしていこうと思うのですが、実は私はバンビのことをあまり知らず、もしかしたら映画も見たことないかもしれません。唯一、バンビで私が知っているのは、ウサギの「とんすけ」です。この子は英語名がThumperというのですが、Thumpという単語は「ドシンドシン音を立てる」という意味で、きっとこの子は足を何度もドシンドシンとするからThumperなんだなっと受験勉強中に学んだことくらいです。余談ではありますが、本物のウサギも身の危険や意思表示として足を何度もドシンドシンとやるらしいので、きっと製作中にアニメーションの参考に連れてきたウサギさんが何度も足をドシンドシンとしたんでしょうね。
ということで、本日はバンビについてもっと知識を深めていこうと思います。

バンビの概要

「バンビ」は「ダンボ」の次の作品でディズニーの長編アニメーション第5作目となり、1941年に公開されました。ダンボ、バンビと立て続けに動物が主役の作品が発表されていることからもわかるように、この時期、ウォルト・ディズニーは、アニメーションにおいて、いかに本物の動物の動きを再現し、その上で、どうやって違和感なくアニメーションらしい動きをさせるかということに大変興味を持っていたそうです。その結果、スタジオ内では、動物の骨格などを学ばせるために動物解剖学の集中講義が開講されるに留まらず、本物の動物が飼育されはじめ、動物園状態になってしまったそうです。ウォルト・ディズニーはそれだけでは不十分とアニメーターたちを実際に森に派遣し、自然のシカやリスなどがどのように森の中で動く中を観察させ、資料映像として撮影させたようです。

バンビの原作は、ヨーロッパのハンガリー出身のフェーリクス・ザルデン作の「バンビ――森の、ある一生の物語」です。ディズニーのバンビにも自然の厳しさは描かれていますが、よりシビアな世界観で物語が進んでいくようです。ディズニーの昔の作品には現実の厳しさというものもしっかりと表現しようという意思を感じていましたが、やはり原作の選び方からもその意思というのが汲み取れますね。現実を知ってより成長できることもあると思うので、私は夢だけでなく現実の厳しさというテイストが混ざっている作品も好きです。

バンビは男の子?女の子?

私は、バンビが男の子か女の子か深く考えたことがなく、ずっと女の子だと思ってきました。そして、バンビについて調べ始めるとすぐに衝撃的な事実に出会いました。それは、バンビは森の王子だという事実です。男の子はまだしも、王子だったんだという二重の驚きがありました。(笑) 男の子か女の子かなんてとっくに知っていたという方にお詫びといってはなんですが、もう一つ豆知識があり、バンビは実は原作と映画でモデルとなるシカの種類が変わっていたことをご存じですか? これは原作がハンガリーの作品ということとディズニーがリアルな動物の動きを追い求めたのが関係していて、原作は舞台がハンガリーなので、ヨーロッパから朝鮮半島に生息している「ノロジカ」がモデルなのですが、映画では北米に生息するアカシカがモデルになっています。日本にいるシカはニホンジカですが、ノロジカよりはアカシカに種族としては近いらしいので、日本人がイメージするシカに近いようです。ノロジカはヘラジカやトナカイなどに近い種族なので、イメージが少し異なりますね。

バンビの続編「バンビ2 森のプリンス」

バンビには続編が存在していて、2006年に公開されました。バンビの公開が1941年なので、65年の歳月を経て続編が出せるのはディズニー作品の凄さを感じさせますね。この続編は長い期間を経ていますが、物語自体は時間軸は変わらず、バンビのすぐ後の物語となっていて、バンビはまだ森の王子様という設定です。本作の魅力は、バンビがより成長していく姿だけでなく、バンビでは威厳を感じさせ完全無欠のように描かれていたバンビのお父さんが母親なしに慣れない子育てに苦悩する姿やバンビと一緒に戯れるシーンが登場し、お父さんの人間らしさ(シカらしさ?)が描かれているとことです。バンビのお父さんなど本作では焦点が当てられなかったキャラクターの別の一面が描かれるところがやはり続編の醍醐味ですよね。子育てに悩む気持ちにとても共感ができ、よりバンビの世界を好きになれました。

まとめ

リアルとイマジネーションのバランスを追究して生み出されたバンビ。このリアルとアニメーションの程よいバランス感は最近のディズニーの作品でも感じることができるので、このバランス感はバンビから受け継がれるディズニーのDNAのようですね。みなさんもバンビで描かれる動物と現実の動物を見比べてみるとよりバンビの凄さが発見できるかもしれません。

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