【アラビアンナイト】ディズニー「アラジンとシンドバット」と隠された物語

みなさんにアラジンとシンドバッドといえば、ディズニーの代表作の内の一つ「アラジン」とディズニーシーのアトラクション「シンドバッッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」を思い浮けばますよね。この2点の共通点はいずれもディズニーシーのアラビアンコーストに存在していることです。また、知っていらっしゃる方も多数いると思いますが、この2点の共通点は世界的物語「アラビアンナイト」こと「千夜一夜」の登場人物でもあります。この「アラビアンナイト」を知っていくとよりこの2作品への興味が深まること間違いなしです。

「アラビアンナイト」とはなんなのか?

「アラビアンナイト」はペルシャ・インド・ギリシャ・中国などアジア・中東世界の民話や神話が詰まった世界的な物語です。世界中で話が少しずつ異なる様々なバージョンがあるのですが、共通しているのは、「シェヘラザード」という女性が訳あって王様に1000と1夜、毎晩、物語を語るという設定です。実はこの「シェヘラザード」という女性なのですが、みなさんも良く知るディズニーのある歌には登場しているのです。ただし、日本語版の歌ではなぜか登場せず、少なくとも英語版でないと登場しません。その「シェヘラザード」が登場する歌なのですが、アラジンの「Friend like me」です。この「Friend like me」の冒頭部分で「shecheherazad-ie had a thousand tales」という歌詞が登場しており、この「shecheherazad-ie」こそ「シェヘラザード」のことですね。日本版では歌との語数が合わなかったせいか登場してきません。「アラビアンナイト」においてシェヘラザードは主要人物中の主要人物なので、日本語版の歌詞を翻訳時にその要素を切り落とすという判断は苦渋の選択だったのではないでしょうか。

さて、話を「アラビアンナイト」の概要に戻しますが、シェヘラザードが1000+1夜に渡って語った物語は大きく分けて3つあり「アラジンと魔法のランプ」「アリババと40人の盗賊」「船乗りシンドバッドの冒険」なのです。ちなみに、1000+1夜語ったことにはなっておりますが、物語は1001話あるわけではないらしいです。

「アラビアンナイト」に残された物語

「アラビアンナイト」の概要を聞くと、あれ、ディズニーで「アリババと40人の盗賊」だけストーリー化されていないと気づく方も多いと思います。確かに、「アリババと40人の盗賊」のストーリーは今のところないようですが、ディズニーに登場はしているのです。すでにお気づきの方もいるかもしれませんが、先ほど出てきた「Friend like me」、これは日本版でも英語版でも一番頭に「アリババには40人もの盗賊がいた」と登場してますね。
ただ、歌詞に少しだけ登場しただけで終わることはないのかなと思っているので、そのうち何かしらの形で「アリババと40人の盗賊」もストーリー化されアラビアンコーストに登場してくるかもしれませんね。

原作「アラビアンナイト」の衝撃の事実

プリンセスシリーズの原作となっていることが多い「グリム童話」でも同様ですが、「アラビアンナイト」も原作から変更されている点がいくつか存在します。その変更点でも面白いものをいくつか挙げていきます。

・「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」の巨人について
現在の「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」の巨人は、捕まっていたところをシンドバッドとチャンドゥーに助けられ、一緒に楽器を演奏するという話の流れになっていますが、原作ではこの巨人は悪者なのです。しかも、昔、「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」が改装される前は、「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」の中でも巨人は悪者として登場していたようです。確かに、小学生の頃、初めてディズニーシーに行った時に乗ったのですが、巨人は怖いという印象を受けていたのですが、大人になって改装後に乗った時に印象が異なっていたので、私の勘違いでただ大きいから怖いという印象だったのかなと思っていたのですが、実際に昔は原作に忠実だったようですね。

・「アラジン」の主人公アラジンについて
これは凄く驚いたのですが、原作の「アラジンと魔法のランプ」は中国が舞台で、アラジンも中国人という設定ということです。当時の中国は現在の北京とか上海というよりはもっと中東よりの地域の事を指すようで、今の我々のイメージする中国人ではないようですが、それにしてもビックリしました。ディズニーではどうみてもエジプトとかペルシャとかそういう国の人のイメージですもんね。ちなみに、シンドバッドは原作ではインド人という設定らしく、これはシンドバッドの顔立ちからなんとなくイメージ通りでした(笑)

こうやって原点を追っていくと、面白い発見がたくさん見つかりますね。「シンドバッド」を自称する私としてはこれからもアラビアンコーストについて知っていきたいなと思ってます。なお、ディズニーとは全く関係ありませんが、同じく「アラビアンナイト」を元にした作品「マギ」も私は大好きです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です